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19日目 ~帰路、入学、己の杖~



 いつになく早いうちからの出立。こんなに早く起きたのは久しぶりだな。しかしこれぐらい早いうちから出立しないと、Imperial City(インペリアル・シティ)に着く頃には夜中になってしまいかねないからな。




 これが今日の道のりだ。今までの中で一番の長旅じゃなかろうか。Leyawiin(レーヤウィン)発、Bravil(ブラヴィル)経由、Imperial City(インペリアル・シティ)行き。今まで通ってきた道を折り返すだけとも言えるが、それでもこの距離はかなりのものだ。





 まずはLeyawiin(レーヤウィン)を出て……おや、あれに見えるは灰色Khajiit(カジート)じゃないか。おととい会ったときはすぐにどこかへ行ってしまったが、また戻ってきたのかな?


「M'aiq(マ=アイク)は物知りだからちょっと教えてやる」



 どうぞどうぞ。






「杖を振り回したがる人がいるのはなんでだろう? メイスの方がダメージがでかい。それか剣の方が。剣だとFire ball(ファイアボール)を撃てないけど」



 ・・・・・。それって教えてるというより、疑問に思ったことを言ってみただけじゃないのか?





 そして言いたいことを言った後はいつものごとく早足で駆け出していった。相変わらず速いなぁ……お、向こうから誰か来たぞ。






「もし、そこの御仁。拙者、人を探しているのだが力を貸していただけないだろうか?」

「人探し?」

「失礼、拙者、Hubuki(フブキ)と申す者。訛りを聞いておわかりかと思うが、異国の地より流れてきたものでござる。実はこの地に不倶戴天の仇が逃げ込んでいると聞いた。しかしながら拙者、土地に不慣れなことゆえ、一向に足取りが掴めぬ」

「はあ。ウチもイロイロあって、よそから来た人間なんでお互い様だと思うが……まぁ話だけは聞こうじゃないか。その仇ってヤツを探しているんだろ?」

「うむ。その者の名はMamushi(マムシ)。黒髪の女人で、左右の目が違っておる。拙者と同じ"訛り"があるはず」

「ほうほう、黒髪の女で左右の目の色が違う、訛りのあるヤツね。見かけたら覚えておくよ」

「かたじけない」






 ……というわけで、それっぽい人を見つけたら覚えておこう。そういや彼女―Hubuki(フブキ)―は異国から来たって言っていたが、あいにくウチの居たところの人間じゃないな。似たようなのは居たけど、ウチが知ってるのは女が刃物振り回す文化の連中じゃなかったからなぁ……。





 いつかの集落を越えたあたりで、野盗の死体が転がっているところに出くわした。えーっと、確かこれはウチがやった連中だったはずだよな。確かあの時は荷物がたくさんで、いくつか残してきた戦利品があったはず……。





 ほら、あったあった……って、安い・重い物から残してきたから、大したものは残ってないんだよな。ま、いいか。Feather(羽毛化)の魔法を使って、よっこらせっと。





 この先にも死体がゴロゴロしていたはずだが……おや、たくさんの野盗が坂道を駆け上っていくが、こちらに気づいてる様子は無い。移動の最中なのかな? ウチとしては向かってこないなら、わざわざ追いかける気もないからな。





 で、この余裕たっぷりの行商人。今居る場所はさっきの野盗が居たところの近くだというのに……。今までの行商人は、近くで戦闘が始まったらすぐ逃げ出すヤツばかりだったのだが、この行商人は肝が据わってるな。





 ウチはどっちでも良いけれどもな。それじゃ早速、さっきの安い・重い戦利品を買い取っていただくとするか。





 そういえばいつの間にか日が昇っていたんだな。まだLeyawiin(レーヤウィン)とBravil(ブラヴィル)の中間ぐらいだが……。お、あんなところに廃砦が……じゃなく、道の先に誰か居るな。





 ああ、やっぱり野盗たちか。さっきの連中と同じグループか? でも距離は離れているし……まぁいいか。2人程度じゃ相手になりゃしないし。





 ほら、この通り。





 起伏の激しい道を越えて橋にたどり着いた。この先もまた起伏の激しい道だった気がしたけど……。


「あ、すみません。もしかして……」

「あん?」







「あの、もしかしてあなたは、噂のHero of Kvatch(クヴァッチの英雄)では? Oblivion Gate(オブリビオン・ゲート)を閉じて、街を救ったという」

「……いやぁ、人違いじゃないっスか?」

「え、そうですか。さっきすれ違った方が、"俺は物知りだからいい事を教えてやる"とか言って、この道を進めばHero of Kvatch(クヴァッチの英雄)に会えるようなことを言っていたのですが」



 ……ああ、あいつか。灰色Khajiit(カジート)はまったく、いらんことばかり喋りおって……ああいうのが噂を広めているんだろうな。

 とりあえず、この青年(可愛い顔しているが男らしい)には適当に誤魔化しておいて、さっさと先を進むことにした。





 それからしばらく起伏の激しい道を進んで、ようやくBravil(ブラヴィル)の街が見えてきた。





 このあたりの野盗もすでに掃除済みなので、襲われる心配も無い。





 あえて言うなら、道端に転がって邪魔臭いとか、景観が損なわれるとか、そんな程度だな。





 あそこは、ウチのFlame Atronach(炎のアトロナック)の初戦闘があったAyleid(アイレイド)の遺跡だな。以前思っていたとおり、Bravil(ブラヴィル)の街のそばのせいか冒険者が集まっていた。これから遺跡の探索にでも向かうんだろうか。

 そういえばAyleid(アイレイド)の遺跡で思い出したが、以前Jauffre(ジョフリ)が"The Arcane University(魔術大学)にあるPortal(ポータル)と呼ばれる転移装置は、Ayleid(アイレイド)時代の装置だからAyleid(アイレイド)の遺跡を調べろ"とか言っていたな。これから大学に入るわけだが、余裕のあるときにはAyleid(アイレイド)の遺跡を調べるようにするかな。





 ……などとイロイロ考えていたら、いつの間にかBravil(ブラヴィル)の街を通り過ぎていた。んー、結構歩いたなぁ。





 行商人に会ったので、野盗の戦利品でも売り払うか。戦利品といっても2人分だけしかないけどな。





 さて、Bravil(ブラヴィル)を越えたってことは、あの邪魔臭いOblivion Gate(オブリビオン・ゲート)の前を通らなきゃならんわけだ。敵に見つかる前に、さっさと走り抜けてしまおうか。





 うん、残念。見つかってしまった。でもScamp(スカンプ)1体なら倒していったほうが早く済むな。





 Scamp(スカンプ)を始末して先に進むと、どこかで見た顔とすれ違った。えっと、誰だっけ? あの白い鎧はどこかで見た記憶があるんだけれど……。





 ああ、思い出した思い出した。ホワイトなんとかという騎士だ。ブラックなんとかというならず者と争ってるとか言っていた記憶があるぞ。





 帰路の途中、岐路に出くわした。いや、洒落でもなんでもなく……。





 地図を見ると、ここから西周りで橋を渡るという形にしか見えないが、ここでウチはあえて東へ向かう。





 東の橋を渡ると、ほら見えてきた。あれだあれだ。





 ちんこ。





 ……じゃなくって、この浅瀬だ。湖もところどころ浅くなっているところがあって、簡単に渡れることは以前から知っていたことだ。





 場所は橋から見えた洞窟のそば。今日も彼らはゴブリン退治でもやっているのかな?





 そしてこの洞窟のそばから大学までは、目と鼻の先だ。ちょっと急な斜面を登る必要があるけれどもな。





 大学の方へ向かっていくと、このように道が見えてくるので、道なりに進んでいけば……。





 ……あれ?





 ああ、ごめんごめん。道を間違えた。こっちの斜面を登っていくんだった。





 さっきの斜面をガンガン登っていくと……。





 このように、大学の裏手にたどり着くわけだ。たったこれだけでも時間短縮になるぞ。





 ほら見ろ。時間短縮したから、まだ陽も沈んじゃいない。しかもいい景色が眺められる。いい事ずくめじゃないか。ちょっと斜面を登るのに疲れたけど。





 そして実に2週間ぶりに再びやってきたThe Arcane University(魔術大学)。あの時は雨の中やってきたのに誰も居なくて、長い時間待った挙句が"Mages Guild(メイジギルド)のメンバー以外お断り"だもんな。

 いやぁ、実に長かったな……本当に……本当に。





 おらぁ、推薦状全部もらってきたぞ、文句あっか。……っと、誰に話せば良いんだっけ? 2週間ぶりで誰が受付だったか忘れちまったよ。






「ええっと、推薦状全部集まったんだけど……」

「ああ、それはおめでとう。Raminus(ラミナス)、新入生よ」



 この人じゃなかったようだ。






「Cyrodiil(シロディール)の全支部からの推薦状を受け取りました。よく頑張りましたね。本校への入学を認めましょう」



 実際にウチは、その推薦状を目にしたことはなかったんだけどな。どうやら郵便屋がいて配達してくれているらしい。まぁそれじゃなきゃ、昨日Leyawiin(レーヤウィン)でもらった推薦状がここに届いているわけないからな。


「君はおそらく、ギルドで生じている様々な弊害を見てきただろう。我々は魔術師たちに高い品格を求めているが、彼らも所詮は人間なのだ。今、君に分かって欲しいことは、ギルドは分裂し道を誤る可能性がある一方で、輝かしい将来性もあるということだ」



 その言葉にウチは、Bravil(ブラヴィル)のKud-Ei(クド=アイ)の言葉を思い出した。

―地方ギルドはそれぞれの方法で運営されています。
―それゆえ、それぞれのギルドがそれぞれの問題を抱えているということでもあるわ。
―もちろん、ここのギルドもね。


「これから君は、より重大な課題に携わる機会が与えられ、そして、ギルド内で昇進を重ねるだろう」

「ほほう、そいつはありがたい。言っちゃ悪いが、ウチはあまり勉強ってのが得意じゃなくてね。"重大な課題"ってことは、つまりそういうことなんだろ?」

「なかなかご理解が早いようだ。だがその前にしておかなくてはならん事がある。魔術師はすべからく、自分の杖を持っている。地位の象徴となる、Enchant(魔力付加)された精巧な杖だ。君にも、そんな杖が必要だ」



 ああ、またBravil(ブラヴィル)のことを思い出した。人の杖を盗んだ馬鹿たれが居たっけ。ウチにも自分専用の杖が必要らしいな……正直、今のこの杖でも良いんだけれど。


「杖には、Wellspring Cave(水源洞穴)の近くにある、Imperial City(インペリアル・シティ)そばの木立ちの木が使われる。君の手伝いをするために、数名の魔術師が木立ちに向かっている。あちらに着いたら、Zahrasha(ザラーシャ)かEletta(エレッタ)と相談し、慎重に木を選びたまえ」






 長々と話をしたが、結局は"重大な仕事を与えるけど先に自分の杖を作ってこい"ということらしい。今から行くのはさすがに遅いから、出かけるのは明日にしようか。





 とにかくこれで入学できたわけだ。前回は開けてくれなかったこの扉も……。





 ほら、この通り。





 それじゃ今日は時間が許す限り、大学内の探索といこうじゃないか。どこから見て回るかな……。































「郵便でーす」














「あんたか。こんにちは」

「こちらにハンコお願いします」

「ああ、サインでも良いかね?」

「大丈夫ですよ。はい、確かに。ありがとうございました~」

「また推薦状? 前々から思っていたけど、ギルドの見習い全員の推薦状の管理って大変じゃない?」

「確かに最近はこういったご時世だから、身を守る術を学ぼうとする人は増えているな」

「でしょうね……あら、これはTraven(トラーベン)宛ての手紙ね。差出人は……」













































 さて、一回りし終わったので一通り説明していこう。壁の先には7つの施設があったのだが、まずは東側から時計回りに説明していくぞ。





 まず、1番の手前では野外授業が行われていた。ちらっと耳を傾けていたが、何か専門用語がドンドン出てくるのでよく分からんかった。とにかく、授業をしているということだけ。





 1番。何かの実験室っぽい。





 呪文作成師範のBorissean(ボリシーン)いわく、この部屋は新たに魔法を作り出すことが出来る施設だそうな。





 それでは早速お試しいたしましょうか。





 魔法作成にあたって重要なことは、覚えたことの無い効果の魔法を作り出すことは出来ないということ。もちろん、覚えていても使いこなせない魔法も同じだ。





 覚えている魔法よりも更に強力な魔法を作り出すということも可能。ただし、技術力がなければ使いこなすことが出来ないのだが。

 それじゃウチもよく使うFeather(羽毛化)の魔法を作ってみようか。ウチが覚えているFeather(羽毛化)の魔法は"少量・長時間"のものなので、ここでは"多量・短時間"の魔法を作ってみる。





 よし、成功だ。今後、何か必要なことがあれば新たな魔法を作り出してみようか。





 2番。どうやら図書館らしいな。文字の読めないウチには一番縁の無い場所になりそうだ。





 3番。寄宿舎。大学の施設を全部説明し終わったら、ここに来て寝る予定。





 4番。え~っと、ここは……。






「ここは警備室。学生は立ち入り禁止よ」



 ……だそうな。





 5番。練習室。見ての通り、標的に向かって魔法の練習をしているけれど、それって近すぎね? その距離は外しようが無いだろ……あ、命中の練習じゃなく魔法の行使の練習でしたか。





 6番。ここは何だろう? 部屋の雰囲気は、1番の魔法作成の部屋と似ているけど……。





 真っ白ローブのこの人が、この部屋の主、Delmar(デルマール)。彼の話によると、ここは武具にEnchant(魔力付加)させる部屋だそうだ。何でもさっきの話にあった、新しい杖にEnchant(魔力付加)させる作業というのもここでやるらしい。





 それじゃ早速Enchant(魔力付加)のお試しといこうか。





 必要な物は、"まだEnchant(魔力付加)されてない武具"とSoul Gem(ソウル・ジェム)。そういえば以前にもSoul Gem(ソウル・ジェム)でEnchant(魔力付加)出来るって話を聞いたことがあったな。





 武具は、以前に墓荒らししたときに見つけたネックレス。Soul Gem(ソウル・ジェム)は……大分前から持っていた物で、正直いつ手に入れたのか覚えていない。

 これで知性を上げるネックレスを作ってみよう。





 うん、こんな感じ。正直センスの無いネックレスだけどな。見れば見るほど、おっぱい……いや、ちくび……いやいや、なんでもない。






「君ににSoul Gem(ソウル・ジェム)をいくつか渡そう。これを持ってSoul Trap(ソウル・トラップ)の勉強をしたまえ」

「Soul Trap(ソウル・トラップ)?」

「おいおい、まさか知らないっていうのか? 動物やDaedra(ディードラ)の魂をSoul Gem(ソウル・ジェム)に込める魔法だぞ」



 へぇ。まじめに知らんかったよ。最初っから魂が込められてるものだと思っていた。もちろんそんなことが出来る魔法というのも覚えていない。後で誰かから教えてもらおうか。





 7番の手前。どうやら薬草園のようだが、キノコまで置いてあるのは美観が損なわれると思うんだが……。実用的で良いとは思うけどさ。





 7番。……って、誰も居ないや。でも部屋に置いてある物とか、目の前が薬草園ということから、Alchemy(錬金術)に絡むところだと思うな。





 以上で大学の施設説明終了。ウチにはあまり関係無さそうなところがいくつかあったけどな。図書館とか図書館とか……。

 とにかく、ぐるりと回ってきたらいい時間になってきたので、そろそろ寝て明日に備えようか。寝るところは確か3番だったはずだな。





 3番。寄宿舎、再び。構造は地上2階、地下1階の3層構造で、全ての階が寝室になっているのだが……。ご覧のように男女の区別なしの大部屋。おいおい、これじゃ夜中うるさくて寝られないんじゃないか? と思っていたら、全部のベッドが占拠されていた。全部というのは、3層全てのフロアのベッドが全部という意味で。……あれ、新入りは寝るところなし? これ何てイジメ?





 明日は湖の向こうの洞窟に向かう話だったな。このまま大学内で寝られりゃ、明日は湖を渡って近道しようと思っていたのだが……。しかたない、ちょっと歩くがMarket District(商業地区)の宿屋に行くか。あそこならImperial City(インペリアル・シティ)の北東部に位置するから、同じように湖を渡るのに近い場所だ。





 というわけで、Market District(商業地区)に向かう。さすがに夜になって暗くなってきたので、明かりをつけていこう。





 ここは初めて通る場所だな。Imperial City(インペリアル・シティ)の東に位置する区画だが……あのポスターは前に見たことがあるぞ。えっと……そうそう、Arena(アリーナ)のポスターだ。ここがそうなのかな? 今は夜だからやっていない様子だけれど。





 Arena(アリーナ)を越えて先を進むとMarket District(商業地区)に繋がっている。宿屋はすぐそばだ……おや、向こうで身を屈めて歩いてるのは、宿屋で酒を盗んで成敗されたヤツじゃなかったかな。そういえばあれから大分経っているから、宿屋も客が戻ってきたんじゃないか?





 おお、客がたくさんいるな……って、わざわざ入り口でたむろしないでくれよ。通れないじゃないか。





 一応、あの盗っ人Khajiit(カジート)が転がっていた場所を確認する。当然いないわな、さっき歩いていたもの。






「あれ、あんた確か……ずいぶん久しぶりだね。元気してた?」



 この子は覚えている。ウチがこっちに来て間もない頃、地図をくれたAimy(アイミィ)だ。


「ああ、あの時は地図ありがとね。かなり役に立っているよ」

「どれどれ、どんな感じ? お、あちこち歩いたようだねぇ」



 地図には主要な場所を逐一書き込んでいたので、最初に貰った頃に比べてかなり手を加えてある。ということは地図を見ただけで、その人が今までどこを歩いてきたのかが分かるというわけだ。


「ところであの時、ここに盗っ人Khajiit(カジート)が転がっていたと思ったんだけど」

「ああ、あいつかい? 馬鹿なヤツでさ、あれからもアタシが見ただけでも3回はスタップ食らっていたよ」

「す、スタップ?」

「ああ、ガードに捕まるっていう隠語さ。ほら、あんたも犯罪が見つかったときにガードに言われたことあるだろ?」

「え、いや、ないけど……」

「おやまぁ、こいつは驚いた。どこの良い子ちゃんだい? 盗みも殺しも前科なしかい?」

「野盗なら嫌になるほど殺してきたけど、わざわざ罪になりそうなことはしてないさ」

「そうかいそうかい。じゃ、これからってことね」

「いやいや、これからってどういう意味よ?」

「さあね?」






 ……とまぁ、そんな他愛も無いことを喋ってきたわけだ。おかげで夜もますます遅くなってきた頃だ。さっさと寝る……前に、荷物の整理をしておかないとな。






「ふむ。毎度思うんだが、どうして女性用の服って裾が短いヤツばかりなんだ?」



 これはさっき大学に入ったときに受け取ったローブだ。ほら、授業を受けていた学生が着ていたのと同じヤツ。ウチとしては、そろそろ無駄なパンチラに飽きてきた頃なんだが……あ、他人のパンチラはいくらあっても良いけどな。





 ウチのパンチラ見て喜ぶような奇特なヤツが居るとは思えんし、せいぜい寝巻き代わりに使うぐらいか。

 それじゃ今日もおつかれ~。


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ひなみこと

Author:ひなみこと
昔:セクハラ騎士
今:セクハラ(される)魔術士

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